頭痛

■「森に棲むヒント」(荒川じんぺい著、清流出版、2005年)を読む。
 まず、出版社の名前がいい。「感動は年齢を若くする」、その通りである。冒頭からすごい文章力に圧倒される。まるで詩のようだ。こういう文章に接すると自信が喪失する。文の背景にある豊富な知識が生きている。
 これほど読み終えるのを遅くした本はないであろう。しかし、読み終えてしまった。感動の嵐で逢った。こんな文章は一生かけないであろう。

■頭痛
 午後3時ごろから、猛烈に頭痛がした。17時になってしばらく目をつむっておれば治ると思っていたが、今回のはしつこそうであった。いたたまれなくなって帰宅する。さっそく、シャワーを浴び、夕飯を食べるが頭痛は引かない。意地でも薬など飲んでやるものかと思う。そうだ、本を読めば少しはまぎれるかな、と思い久しぶりに活字を目にする。2時間ほど真剣に本の世界に引き込まれた。確かに、我慢ならない頭痛は忘れているようであった。読み終わったら、頭痛がぶり返してきた。今日は、このまま眠ろう。明日、ひどかったら薬でも飲んでやるか。悔しいなあ。