B型

■「尾瀬の森を知る」(高田研一著、山と渓谷社、2006年)を読む。
 尾瀬の一部が東京電力の持ち物だとは知らなかった。
 森の木が成長するのは偶然ではないということを知った。自然のメカニズムを研究するナチュラリストという人達の功績は大きい。富山でも3年に一度講習会が開かれる。先日も美女平の講習会に参加してきた。山の形も理由があることが分かった。面白い。この分野も突き詰めて行けば興味は尽きないであろう。
 岩にも触れており、総合的なテキストであると感じた。
「地域の自然の全てを語れる専門家」という言葉に衝撃を受けた。木だけ、花だけ、昆虫だけ、岩だけではお話にならないということか。

■B型
 何とかという名前の復興大臣が辞めてしまった。個人的に好印象であったので惜しい気持ちでいっぱいである。理由がB型と地方と暴言でたたかれていたからという。サングラス会見の時から、自分と似たようなキャラのような気がしていた。同類同士は分かるものである。案の定であった。さすが、B型と拍手喝さいしたものだ。しかし、B型というと差別らしい。冗談ではない。血液型と性格は正しい相関関係があると信じている者達のことをどう考えているのか!暴言も言われていたが、そう目くじら立てるほどのことか?

 昨日に引き続いて、ある人のブログからの抜粋である。

 頭の働きをよくするためには、「政府の言うことを鵜呑みにしない」、「家畜的発想にならない」、「元気で明るい」、「よく勉強する」、「若い人を大切にする」などで、そんなことは決まっているように思えます。

 本来、人格の優れた人間が社会の上位にあり、お金持ちはやや軽蔑されるのが適当である。でも現在はお金さえ持っていれば尊敬される。お金が能力の尺度になっているからである。

 現代の社会に適合する人材を育成するなら教育基本法の第一条は改訂したらどうだろうか?

提案・・新しい教育基本法第一条【平成の日本の大学の教育目的】
「教育は、お金を儲けることができる人材を作ること目指し、競争力の強い国家および能力主義の社会の形成者として、具体的な知識を有してそれを武器に戦い、できるだけ働かずに儲けて責任逃れをすることができ、自己を主張し自己の権益を守ることのできる、体の機能は機械に委ね頭脳だけが優れた国民の育成を期して行わなければならない」
                         ーー引用は以上ーーー

 しかし、いやな時代になったものだ。自分たちの世代の責任だ!