なでしこジャパン

■テレビは見ない方だろう。面白くないからである。音を消して、動く絵画として使用している。スポーツも、野球(プロ、高校)、相撲、サッカーは見ない方だ。面白くないからである。ことサッカーに至っては、ルールを覚えようとする気持ちがまったく湧いてこない。
 女子サッカーのワールドカップをやっている。準決勝は早朝3時ごろからであった。どうせニュースでやるからLIVEは見る必要もないと思いながら、早めに寝ると、3時半には目が覚めた。結局、LIVEで全部見てしまった。
 決勝戦も早朝である。自然に3時40分に目が覚めた。全部見てしまった。この試合、素人目でみても、アメリカが格段の差で上手である。パスの正確さ、ドリブルの距離、スピード、身長と大人と子供のような気がしていた。本を読みながら適当に音の出ないテレビをチラチラ見していた。アメリカが先制した。これで終わったな。しかし、終了間際にゴール前のドサクサに押しこんだ選手がいた。選手と言えば、10番の選手のしかも名字しか知らない。番狂わせか!延長戦になった。再びアメリカが先制した。今度こそ終わりだろう。よく頑張ったと思ったら、終了間際に同点になった。この試合で、激しいボールの取り合いで転倒しても10番の選手は倒れた相手選手に手を差し出し、起こしていた。ファイン!しかし、レッドカードには憤慨した。ボールに向かって体を張ってスライディングしただけだろうが。素人目にはシュート寸前には見えなかった。あれよあれよという間に夜が明けてしまった。ペナルティーキック戦である。森三中のようなゴールキーパーはすごい、あの距離で二人も阻止した。これが結局勝ちになった。興奮したのは次である。試合中の顔は、失礼だが「なでしこ」というよりは「東洋の魔女」に近いものを感じた。しかし、試合終了後は、あどけない女性に戻っていた。すごい、試合であった。再放送も見たいと思いながらテレビを付けたら偶然BSでやっている。再放送なので繰り返し放送もあり、しばらく見てみよう。感動した!