ソルクバーノ

■ソルクバーノ
 久しぶりに駅前のロッジに行った。ここは、よく来るカクテルバーである。でも最後に来たのはいつだったか忘れた。たいがい、若い女性が何人か一緒であった。ここでは、定番のタンカレー生ジンラインを頼む。おそらく自分だけのメニューではないかと自負している。ジンライムだけれど、ジンの最高峰の銘柄がタンカレーである。ライムもジュースではなく生を使ってもらう。値段は張るがライムのかぐわしい香りとジンの高級な舌触りが満足を与えてくれる。
 もう通って30年は経っているはずだ。カクテルの全てはここで教わった。久しぶりに冒険をしたくなったので、変わったものを紹介してもらった。これが「ソルクバーノ」である。ラム酒ベースにグレープフルーツ(生)とトニックウオーターでシャッフルしてある。ラム酒はサトウキビを発酵蒸留した酒である。
 ほんのり甘く、口当たりがよく女性向けではなかろうかと聞いたが、どちらでもいいらしい。カクテルのベースは、ブランディ、ウイスキー、ジンとスタンダードから入ったが、ラムは初めての経験であり大いに感動した。カクテル業界では今年流行りとのこと。どこかで試してみたいが、いっしょに過ごしてくれる人がいないので、記録にのみとどめておく。