寒い日

■「老年の幸福」(木原武一著、海竜社、2011年)を読む。
 著者が、感銘を受けた書物の一説を題材に、詳しく解説を試みている。すごい博識だと思った。中でも、ソクラテスのいう、自分は無知ということを知っている、というのに感動した。学生時代にこの言葉は知っていたが、改めて感動した。深い言葉である。
 自分のための言葉があった。「生半可な知識の人ほど、もの知り顔によくしゃべり、深くて広い知識を持った人ほど問われもせず自分から知識をひけらかしたりしない。」座右の銘にしようかな。自分はこれでだいぶ失敗したり、人を傷つけたりしてきた。まずは、聞くことである、と繰り返し自分に言い聞かせよう。

■寒い日
 一日で10℃も温度差があると体がおかしくなる。やっぱり、鼻水が出て来た。今日なんかは、長袖でもいいような気温である。台風が接近している。名古屋の方では100万人以上の避難勧告だとか。ここでも、警報が出ている。今年は自然の猛威にさらされている。しかし、これからもっと恐ろしいことが起こる前触れのような気がしてならないのは自分だけだろうか。