腰痛

■「ECHOES−木霊−」(辻 仁成著、幻冬舎、2011年)を読む。
 何か、タイトルとはかけ離れた内容であったが、すぐに引き込まれている自分がいた。
読み進めて分かったが、タイトルなバンドの名前であった。それにしても多彩な人である。ロックシンガー、芥川賞作家、多くの受賞、フランス滞在10年、50代、脚本、監督、音楽作り、人間塾、大学の講師。宗教のところは集中してしまった。縁の不思議さも分かるような気がする。
 あとがきで福島の被災した子供達に絵本を届けたり、自ら紙芝居おじさんに扮して回っているところなど、感動してしまった。筆力という言葉があるとしたら、すごいと思う。お手本にしたい。

■腰痛
 土曜日に違和感があり、日曜日に少し痛かった腰痛が、今朝になって起き上がれないくらいに悪化した。通勤は家人の送りであった。職場でもそのままで、椅子に座って立ちあがるまでが大変である。今週末の29日(土)は岐阜県の展示会に説明員として立たなければならず、明日午後から早退して医者に行くことにした。脊椎と脊椎の間に薬を打ち込み痛みを和らげるペイン療法を頼むつもりだ。前回、ゴルフで腰を痛めた時と同じである。一生、上手に付き合っていかなければならない。
職場での意見として「山へ行いかんようになったからだ」というのが一番堪えた。そういえば最近3000m級の山には登っていない。山の神様のタタリだろうか。完全に辞めた訳ではないが、熱が冷めているのは事実である。昨年の11月、雄山は完全に冬山であった。9合目で体調が悪くなり、頂上を踏まず撤退したことがある。来月辺り、冬山に挑戦しようかなあ。(危ないぞ!)