ラッカセイ

■「知的余生の方法」(渡部昇一著、新潮社、2010年)を読む。
 「知的生活の方法」は、ハマトン著書をベースにされた本で、学生時代に読んだが今でも最も影響を受けた書物の一つである。数十年も経ってもその内容を覚えている本というのはあまりないのではないか。この本は、知的余生ということで、大いに関心があった。
 「少ニシテ学ベバ、即チ壮ニシテ為スアリ
  壮ニシテ学ベバ、即チ老イテ衰ヘズ
  老イテ学ベバ、即チ死シテ朽チズ」    (佐藤一斎
 「肉体的な健康が“知的生活”の基礎になる」 (P.G.ハマトン)
 「年齢とともに仏教に目覚めていくというのは〜人間の本能みたいなもの」
 「精神を鍛えるには秋から冬にかけてがいい」 (幸田露伴
 「〜一番大切なことは忍耐、つまりストレスに耐えることの重要性を教えること〜」
 「老いた親の面倒も見れない者は、いかに偉くなっても、成功者とし世間は見てくれない」
 「パスカルの『パンセ』をお勧めしたい」
 「読書家は長寿が多い」
 「アレクシス・カレルの『人間―この未知なるもの』がある」


ラッカセイ
 冬山で自分のカンジキが潜る原因を探っていたら、道具でも雪質でもなく体重であると教えてもらった。これは、全く正しい。同行した人と20kgの体重差がある。これでは、潜るわ。デブの原因も分かっている。本を読みながらの間食である。最近100円菓子というのが、スーパーやコンビニで幅を利かせており、どうせ100円なら、ということで数袋買うという罠に陥る。買って部屋にあれば、一袋、また一袋と消費していく。その光景を心配してかどうか分からないが、家人が出張のおり、千葉県で「落花生」を大袋を買ってきた。これが、いい感じだ。
本を読みながら片方の手で手探りで殻を剥く、ピーナッツを取り出す、落とす、手探りで探すなど結構時間がかかる。これで、100円菓子に比べて数倍時間がかかる。イコール間が持つ、イコール食べる量が少なくなる、イコール減量になる、イコール快適な冬山になる、イコール健康で長生き、イコール長生きリスクにさいなまれる・・・・?。
 体重が重いと、雪庇などがあると他の人は大丈夫にもかかわらず自分の場合、ぶち抜く可能性がある。崖から「落下せ〜い」と言われているようなものである。
 この落花生が地下茎であることを知ったのはかなり大人になってからだった。最初は木の実のように成っていると信じていた。まだまだ知らないことが多い。