■「大不況には本を読む」(橋本 治著、中公新書、2009年)を読む。
恐ろしいくらい、分かりやすい。わだかまりが無くなったといっていい。
スマートフォンが登場してきて、直感だが何か違うと思った。現代は、便利バブルではないか、便利さの享受に代わって失っていくのもあるのではないか、というのが直感であった。そこで、携帯電話も放棄したが、この本で正しかったと裏付けられた。良かった。
■嫌な記事
①50代前半は、企業から見れば、「終わりつつある人」です。
55歳になった人は、「もう終わった人」「余生を送る人」です。あなたはそう思わなくても、
企業の人事担当者はそう見ています。
②大阪『おにぎりたべた〜い』と書き置きし餓死
③昨年1月、千葉県長生村で年金の差し押さえがおこなわれた後、
77歳の男性が孤独死をするという事件がありました。
栄養失調で餓死するという痛ましい事件です。
木造2階建てのアパートの1階の部屋で薄い布団をかけ、
仰向けに寝た状態で亡くなっていたといいます。
男性は独り暮らしで、ミイラのようにやせ細っていたそうです。
税金滞納を理由に、年金が振込まれる銀行口座を差し押さえられて、
生活費に困窮し電気も止まった寒い部屋で餓死しました。
年金が振込まれた銀行口座を差し押さえするまでに、
税務課は督促状を出しただけで、納税者と直接対話をしていませんでした。
にもかかわらず、いきなり5000円だけ残して全額差し押さえました。
5000円は、タクシー代だから残したといいます。
ちなみに、年金の差し押さえは法律で禁止されています。
信じられない時代になったものだ。