ネバタレポート

■「背水の陣」(赤瀬川原平著、日経BP社、2003年)を読む。
 面白かった。環境というテーマだったのでもっと重たいと思ったが、作者の筆力のせいかすいすいと読めた。毎章ごとに写真があったのがいい。作者の視点が分かって楽しかった。ところどころ吹き出しそうになったが、スタバの中であったので笑を堪えて読んだ。

■ネバタレポート
 格付会社の国際ランク引き下げやら、歴史的円高、大企業の軒並み赤字転落、イラク石油情勢、地震津波放射能などいやなニュースばかりが目に付く。だから新聞は読まないテレビも見ないようにしているが、中には優れた情報もあるもんだ。約10年前にIMFが日本に突き付けた改革要望書である。これを取り上げていたサイトからの抜粋である。見事としかいいようがない。資産家などはとの昔に資産防衛を終わっているだろうと思った。

1.公務員の総数、給料は30%以上カット、及びボーナスは例外なくすべてカット。
2.公務員の退職金は100%すべてカット。
3.年金は一律30%カット。
4.国債の利払いは5〜10年間停止(事実上無価値)。
5.消費税を20%に引き上げる。
6.課税最低限を引き下げ、年収100万円以上から徴税を行う。
7.資産税を導入して不動産には公示価格の5%を課税、債券・社債については5〜15%の課税、株式は取得金額の1%を課税。
8.預金は一律1000万以上のペイオフを実施し、第2段階として預金額を30%〜40%財産税として没収する。

 これらのことが今後手を変え名前を変えて生活に浸透してくるだろうか。