大雪

■「言葉ある風景」(小椋 佳著、祥伝社、2004年)を読む。
 いきなり富山県が出て来た時にはびっくりした。読み進むにつれて著者の博識に舌を巻いた。さすがにヒット曲を出す人はこれだけのバックボーンがあるのかと。これもほんの一部に違いない。言葉の使い方についてずいぶん勉強になった。間違って使っているのも出て来た。この本が、小説コーナにはなく、語学コーナに置いてあった理由が分かった。
 吉田拓郎さんの曲で、「祭りのあと」という中で「臥待月」という言葉が出てくるが、この本を読んで理解できた。奥が深いなあ。
 一部抜粋しておきたい。
「僕は、いつも読書をしている・・・・ある限りの本を読む。絶えず蓄えを絶やさないために、読むことにしている」(ヘミングウエイ)
「私は人生から何も学ばなかった。私は全てを読書から学んだ。」(アナトール・フランス
「真に人生に必要なものは、書物の中にある。書物の中では全ての事が、合理的で、美しく、かつ人間的である。」(ゴーリキー
「あまりせっかちに読んだり、あまりゆっくり読むときは、なにごとも理解できない。」(パスカル
「人生は短い。この書物を読めば、あの書物は読めないのである」(ラスキン
「書物が有益なものであったならば、世界はずっと前に改革されていただろう」(ムーア)

■大雪
 昨日から降り続いている雪の量はこの季節で最大の勢いであろう。今もしんしん降っている。平野部でこの程度なので、山沿いは大変な量であろう。
 明日は休みだが、除雪はしたくない。雪の捨て場が無いからである。上へ上へ積み上げるしかない。それで、腰をやってしまう。おとなしく本でも読んでいようか。