Less is more

■「人生に定年なし」(津本 陽著、光文社、2001年)を読む。
 過去に読んだことがある様な気がしながら読み始めた。
 大丈夫であった。この人のエッセイめいた内容は初めてでではなかろうか。歴史小説家だと思っていたので新鮮であった。特に、デビューの方法が丹念に述べてあり、運もあったと言っているが、実力であろうと思う。同人誌からのデビューであった。
 子供の頃の話し、家族、旅など安心して読むことができた。

■Less is more
  自分の考えに近い記事があったので、そのままコピペする。

『物質至上主義とは、言い換えるならば、車や家などモノや場所などさまざまな制約に縛られて生きることでもあります。そうした制約から解放され、自由に生きること。

「Less is more」は、人生を楽しむために、とても重要な思想だと思うのです。
 今の世の中は、過去の幸せの価値観やストーリーを追い求めていくと、ハッピーではなくなってしまう時代です。

 もちろん、うまくいっている人もいるでしょう。しかし頑張って働いて、モノを買って、昇進したり年収が上がったりしても、どこか幸せを感じられないという人が増えているのは、冒頭のランキングのとおりです。

 先ほど述べたサブプライムローンの例はアメリカの話ですが、けっして他人事ではありません。給料が下がる、会社がなくなる……当たり前だと思っていたストーリーが崩れてしまうことは、今や日本人の誰にでも起こり得る問題です。まずは、その事実に気づかなければなりません。

 最近では、2005年に私が感じたように、流行のファッションやブランド品を買うため、あるいは高級車やマイホームを手に入れるために、長い通勤時間、ストレスフルな仕事や人間関係を続けることに違和感を覚える人も増えてきました。

 モノに興味がないといわれる「草食系」世代が登場したのも、まさにそのひとつの流れだし、私のように、好きなところに住んで自由に働きたいとデュアルライフを始めるのもそう。

 広告やCMなどに影響されてライフスタイルをつくるのではなく、本当に自分にとって大切なもの、幸せはなんだろうと考え、自ら選ぶこと。それが、幸せな人生を送れるかどうかの決定的な差です。』