薬木

■薬木
 朝から家族の送り迎えに明け暮れるいつもの主夫の日である。家人を職場へ送り届けた後、上の子供のバイト先へ寄り自転車を積んで自宅に戻る。三番目の子供が実家に行っているので、いつもより楽であった。こんな日は、寝るに限る。
 我が書斎は、2畳なれど3か所から風が入るので、寒いくらいであった。座イスに座って本をめくる。たちまち、睡魔がやってきてバタンキューとなる。ぐっすりである。
まもなく、昼。休日は冷凍食品消費の日にしている。チラシに5割引、1家族様5点以内となると、毎週買うことになる。しかし、冷凍庫は物理的大きさがある。結局、お父さんが消費することになる。
 昼からも眠る。15時ごろ起きた。気力が充実しているのが実感できる。寝過ぎとは思わない。昔、もったいないと考えていたが、今は違う。眠ることこそいい人生を送るキーワードであると考えている。いい睡眠ができるように努めている。
 しかし、暑い。かき氷を食べて体の中から冷やすことにした。

 この氷は地元では代名詞になっている氷屋さんである。自分は小学校のころから食べている。今日は少し贅沢に「宇治ミルク」にした。400円ぐらいだったか。蜜が上からも掛っている。フワフワだと潰れてしまうので、ここの氷は粗削りである。これを両手で固めてから上から蜜を掛ける。難しいのは、スプーンを抜くときである。こぼさないように抜くのが難しい。
 子供を駅まで迎えに行き、1時間ほど時間ができたので、薬木を見に行った。
 自分の中では、山の中で道に迷って困っている姿、転落など怪我して動けない姿がある。自分が山の植物を覚えるのは観賞ではない。遭難対策のためである。
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