実質満点

■実質満点
 昨日、今日と内部監査員の研修が行われた。ISOよりも数倍難しい規格での内部監査員認定講習である。いままで、ISO関連で2社ほど受講したが、今までに比べると格が数段上の講習である。密度も高く、内容も高度である。一番の特徴は、他の講習が規格の要求事項の説明に終始しているのに対して、模擬問題を5問もあり、それぞれ個人検討、グループ検討、発表、解説としている点であろう。
 この作業を通じて、嫌でも規格の内容が理解できる。
 例えば、与件に対して、「規格要求事項4.3.1の何々の条項に抵触する・・」
といった具合に監査が出来るようになる。これが出来るようになるには、どこに何が書いてあるか分かっていなければならないからである。
 認定講習なので最後に試験があり、一定点数以上の成績で終了証がもらえる。
 8名参加しており、しずしずと問題に取り組んだ。講師の方から設問に対する解説があり、一つの問題が曖昧でどちらでも正解というのがあり、ほとんどの参加者は満点であった。私は、まだ間違えた問題があり、納得がいかなかったので質問した。
形式上ではベターであるが、実質上は規格要求事項を満足している、という主旨で食い下がったところ講師は理解を示してくれ、私は正解になったのだ。
 点数は低かったけれど、実質満点であり、久しぶりにすがすがしい気分を味わった。
 
 何事も外見ではなく、中身なのだ!(しかし、お前のお腹は何とかしてくれ!)