肥満解消法

■「実践・50歳からの少食長寿法」(幕内秀夫著、講談社+α新書、2004年)を読む。
 最初にテレビで何々がいいと宣伝するとスーパーから物が無くなるということの不自然さを説明している。いい面と悪い面。昔良かったが、今ダメになったものなど、確かに覚えているだけでも、納豆、お茶、ばなななど沢山あった。
著者の主張は米食の推進である。
なおこの人は、108日間かけて、日本縦断をしている。日に40kmほどという。そして地元の人の食べているものを足で確認したのであった。『自分の足で歩いてみると、いろいろなことが実感をもって見えてきます。』『食の改善とは副食を改善することではなく主食を改善することである。』『水はミネラルウオータか浄水器の水』『朝食を抜いてしまうことも一つの方法である。断食して腸を休めるのである。』
自己防衛の「食の十カ条」
① 食事は量よりも質にこだわる。
② 主食はごはん
③ 発酵食品を食べる
④ 砂糖・油脂の取り過ぎに注意
⑤ パンを常食にしない
⑥ 液体でカロリーをとらない
⑦ 副食は季節の野菜を中心に
⑧ 動物性食品は魚介類を中心に
⑨ 未精米のごはんに挑戦する
⑩ 食事はゆっくり、よくかんで
『野菜作りは、一生懸命に生き抜いてきた世代にこそふさわしい』
『心が本当の意味で「おいしい」と感じる、心と体が求めるのを食べたい』

■肥満解消法
 なかなかお腹の脂肪が取れないので、いろいろググっていたら、面白い記事にであった。
 「12年6月に長野刑務所で面会したホリエモンは、体重96キロが68キロになって「すっきり」と刑務所ダイエットが大成功していた。」
 我が国の食料自給率が2年連続で40%を下回った。その反面、こんな記事もある。
「日本の人口が過去最大の減少幅を記録した。
総人口が1億2665万9683人、前年比で、26万3727人減少となっている。
出生数が最低を更新するとともに、死亡者数が過去最高となるなど本格的な人口減少時代に突入している。」
 人口が減っているから食料も減っている訳ではないようだ。飽食の時代とかで、食料の何割かは捨てられているのだろう。これを『ああ、もったいない』と思うことが肥満の原因の一つである。
 「肥満というのは、症状である以前に、個人の権利であり生き方だ。
 そう。人は自分の好きなように生きて、それにふさわしい死に方をする権利を生まれながらに与えられている。」
 これなんかは、開き直りに近いが、誰もあなたの肥満には関心がありませんよ、と言ってやりたい。