フリーライターの現状

■「途中下車」(北村 森著、河出書房新社、2012年)を読む。
 この話は真実である。自分も5年以上前に似たような経験をした。身につまされるような思いで読み進んだ。対処方法にも触れており、多くの人に参考になるのではないか。下手な医学書よりも為になるだろう。
 最近お客様は訪れて来ない。こっちも治ったのかな?

フリーライターの現状(雑誌の引用)
個人事業主や零細事務所の経営者らが陥りやすい「時間の切り売り構造」がある。通常のビジネスでは、自らが仕事を消化し、その代価として収入を得る。だが、個人事業主などにとっては、この路線は数年以内に行き詰まる可能性が高い。
個人事業主が収入を上げるためには、自らが仕事を消化するのではなく、部分的に他人に任せ、その時間で新規開拓の営業や今後の事業展開を考えなくてはいけない。現在の仕事を消化するだけでは、いずれ仕事が消え、行き詰まっていく。
これらの仕事のスキルは、年齢的には30代前半で吸収しておくべきことのように思える。にもかかわらず、ライターの中には意外と高齢でデビューする人がいる。廃業率が高い一因がここにある。