■「巴里茫々」(北 杜夫著、新潮社、2011年)を読む。
精神科でありながら、自信の躁鬱病をネタにしている。フランス語のみならず、ドイツ語も堪能である。タイトルにもなっているパリの話より、2話目のカラコルムの話の方が面白かった。著者は、まぐろ船に医者として勤務したり、登山遠征にも医者として参加している。昨年亡くなった作家であり、エッセイもファンであった。
■職場でのパワーハラスメント
日経新聞からの抜粋である。
具体的に受けた言葉や行為
①精神的な攻撃 ・ミスを皆の前で大声で言われる
・お前が辞めれば、改善効果が300万円出るなどと会議で言われた
②過大な要求 ・1人では無理だと分かっている仕事を1人でやらせる
・休日出勤しても終わらない業務の強要
③人間関係から ・報告した業務への返答がない。部長の食事会に誘われない
の切り離し ・他の人に「手伝いをするな」と言われた
④個の侵害 ・交際相手の有無について聞かれ、過度に結婚を推奨された
・個人の宗教を皆の前で言われ、否定、悪口を言われた
⑤過小な要求 ・営業なのに買い物、倉庫整理などを必要以上に強要される
・草むしり
⑥身体的な攻撃 ・胸ぐらをつかむ、髪を引っ張る、火の付いたたばこを投げる
以前、ソフトウエア会社に勤務していたが、こんな程度は当たり前であった。気にくわないとハサミを投げる。お茶を掛ける。報告書を何回も書き直しさせる、人格攻撃など、本が書ける位である。
この記事は、かなり控えめに書いてあるなあと感じた。