備え

■「100歳のことば」(日野原重明著、PHP文庫、2011年)を読む。
 全て味わいのある言葉だらけであった。特に気になった言葉のみ書いておこう。
『人生は五十歳とか六十歳で前半、後半と分かれるものではありません。ハーフタイムは、だんだんあとにきます。そして、あとにくる人生のほうが濃縮するのです。』
『肉感の中で一番すがすがしい快楽は空腹感である。』
『教わったものは身につきません。自分が苦労したものだけが身につくのです。』
『たゆまざる 歩みおそろし かたつむり』
著者の百歳の本である。その時の言葉である。
『きわめて爽快な気分です。でもこれからが本番です。』
参りました!

■備え
 あるブログからの抜粋である。

 生活の中で、何が一番重要で、またそうでないかを判別し、余計な出費を抑制
できるかどうかに関わってきます。
 勿論、節約や買い控えなど普通の考えからいっても当然そのような行動が促されるでしょう
が、ここでは単なる節約志向ばかりでなく、さらに求められるポイントについて申し上げて
おきましょう。
●家庭菜園などを行い、自給率を高めておきます。
 また、将来の食糧難の備えにもなります。場合によっては、高値で売れることやバーター(物々交換)
 市場でも可能です。
●農家オーナーなど、農業関連のコネクションを深めておきます。
●可能であれば、家賃を見直し、高ければ転居も考えます。
 (その際、不要な物を処分するなどスリム化をします)
●正業だけでなく、副業や内職等、複数の収入源を確保します。(家族で働ける者がいれば、バイトや
 パートでも家計を補助します)。職種はパン屋など食品関連がよいでしょう。
●ボランティア活動に携わります。人のつながりにより、仕事の情報を得やすく、また炊き出しなどで食料面
 でもおこぼれに預かることが可能となります。
●現在、正業にある方は仕事を辞めない。いったん職を失えば再就職は絶望的です。また、独立や起業
 はしないこと。この時期ではほぼ成功することは無理です。
●円資産の現金を多く持ちます。金利のほとんどない預金をするなら、タンス預金で十分です。
●インターネットを利用し、安い食材探しは勿論、クーポンやポイント付き商品を狙います。
●生活スタイルも昭和30年代以前のように質素を心がけ、生活コストのかからない習慣を身につけます。
以上ですが、幸い、生活を不自由にさせるには耐久消費財や家電などが行き渡っており、すぐに生活に困ることがない状況です。
質素な生活ができれば、困窮とは似て非なる日々を送れることになるでしょう。