自殺者数

■「森に棲むヒント」(荒川じんぺい著、清流出版、2005年)を読む。
 前に一度読んでいるか同じ著者の類似の内容を覚えていた。しかし、再度読むのもいいものだ。八ケ岳山麓に週末移住から住み込んでしまった人である。羨ましく思いながら読んでいる自分がいる。将来の自分に重ねるように読んでいる自分がいる。
「感動は年齢を若くする」
「森に落ちている雛を拾ってはいけない。ひとり立ちの真っ最中なのである。」
「僕は、森を散策するのを趣味としている。山野草を愛でながら小動物を眺め、自然観察を楽しみとしている。ときには、季節ごとの森の恵みをいただく余録もある。」
 代弁してくれたような感じを抱いた。

■自殺者数
 日経新聞からの抜粋である。
 「2012年の全国の自殺者数は、前年より2885人(9.4%)少ない2万7766人(速報値)となり、1997年以来、15年ぶりに3万人を下回ったことが17日、警察庁のまとめで分かった。3年連続の減少。11月分までの内閣府のまとめによると、動機別では「経済・生活問題」が前年同期比で20%以上減少しており、全体を引き下げたとみられる。
 内閣府は「経済環境が底打ちした影響もあるのではないか」(自殺対策推進室)とみている。
 11月分までの内閣府のまとめでは、遺書などから推定できた動機(複数計上)は「健康問題」の割合が64.5%、年代別では60代の17.8%が最も高かった。」
 一時的な現象なのか、下がる傾向なのか来年の発表を待ちたい。
 男女別では、男性が同8.3%減の1万9216人、女性が同11.8%減の8550人。