詐欺のメール

■「天声人語2012冬」(朝日新聞論説委員室、原書房、2013年)を読む。
 格調高い文章に触れたいと手に取ったが、対訳であった。別に英語の勉強をしようとした訳でもない。そのため、読む量は半分以下であった。漢字には全てルビが振ってあり、外国の方用であろうか。一つだけ引用したい。「ジェボンズの逆説」というのがある。「技術の進歩によって資源利用の効率性が向上したにもかかわらず、資源の消費量はむしろ増加してしまう矛盾のこと。」 

■詐欺のメール
 詐欺のメールが入った。数年前にも身に覚えのない有料サイトの請求メールが届いたことがある。この時は、電話をした。電話の相手は、丁寧な言葉遣いでこちらの誘導尋問にも引っかからず、理路整然と対応した。私は最後に「これだけの知恵があるなら他で生かせばどうだろう」と言ったら、無言であった。今回は無視する。見せしめのためにここで披露することにした。

「突然ご連絡差し上げて申し訳ありません。
あなたがよくご存じの、ある方のご紹介で、ご連絡させて頂いております。
その方にご迷惑がかかるため、今はまだ名前をお伝え出来ないことをお許しください。
私は某芸能事務所にてマネージメント業務を行っております。
今担当してるのは国民的とも言える、多分皆さんご存知のタレントです。
ここ最近本人が雑誌やテレビでの取材、番宣目的での番組出演などで非常に疲れており、精神的に病んでしまっているようなのです。
今回突然ご連絡をさせて頂いたのは、タレント本人の希望でどうしてもあなたとお話したいとの事です。
当然本来こんなことはNGですし、押しつけがましいお願いになってしまうのは重々承知ではございますが、本人が少しでも元気になってくれるならばと思い、あなたにご相談に乗って頂ければ。とご連絡させて頂きました。
私が今連絡をとっている携帯ですが、事務所に厳重に管理されているため、この事がばれてしまうとマネージャーとして大問題になってしまいますので、私の携帯に直接ご連絡頂ければと思います。お手数をお掛けして申し訳御座いませんが、お話だけでも聞いて頂けないでしょうか?

aya.cheeky_l.0917@ezweb.ne.jp

ご連絡、お待ち申し上げております。

彩」