ワイヤレス給電

■「シニア起業の成功術」(志村和次郎著、中央経済社、2013年)を読む。
 すごくまともな内容であり、自分の考えとの隔たりが感じられた。たぶん、自分の方がおかしいのだろうと思う。まず、起業の計画には先ず、撤退戦略が必要であると考えているが何処にも触れられていない。会社はどんどん倒産しており、個人レベルの失敗は統計がないが膨大な数字であろうと推定される。どの段階で撤退して、その損害がどの程度かを把握することは再起を目指すためにも必要でなないか。次に、補助金の有効活用を説いている。補助金など頼る会社にろくな会社がないと考えていることと、お金を借りて早く成長させることは、速く潰れることにつながらないか。世の中、一つの成功体験が永久に続くことは考えられない。ブルーオーシャン戦略と言う言葉を初めて知った。いわゆる「市場創造戦略」で、この無競争の新しい価値市場を創造し、ユーザーに高付加価値を低コストで提供することで、利潤の最大化を狙った戦略である。ワン・ツウ・ワン戦略というのは共感できた。これからは、個人に対するビジネスが伸びるような感じを持った。

■ワイヤレス給電
日経BPからの抜粋である。
 「無線で電力を伝送する「ワイヤレス給電」。これまでは技術検討の話題が中心でしたが、いよいよ実際のビジネスを開始する段階に移行してきました。伝送方式の標準化作業が活発なだけではなく、日米欧およびアジアの法規制当局が、周波数や人体防護に関する具体的な議論をスタートさせています。いわば“市場整備”が、急ピッチで始まった格好です。スマートフォンなど携帯機器の非接触充電のみならず、大型の家電機器への電源供給や、EV(電気自動車)の非接触充電など、次代のアプリケーション創出を見据えた動きです。」