鬱病

■「ナノテクノロジーの国際標準化」(小野 晃監修・田中 正身弓編著、日本規格協会、2013年)を読む。
 分かっているようで分かっていないと思ったので手に取った。
ナノテクノロジーの定義が載っている。「個々の原子ないし分子に関連する、あるいはバルク材料に関連する性質と異なる様な、サイズ及び構造に依存する性質及び現象を活用するため、ナノスケールにおいて物質を操作し制御する科学的知識の応用」
 これではさっぱり分からない。
ナノ材料についてはどうか。「一つ以上の次元の外径が1nmから100nmのサイズ範囲である粒子が、非結合状態あるいは強凝集体(アグリゲート)か弱凝集体(アグロメレート)として、個数サイズ分布で50%以上含まれる、自然の、又は偶然にできた、又は製造された材料を意味する。」これもさっぱり分からない。やはり一番の関心は安全性である。
「細胞膜を比較的容易に通過して細胞内に入り込めることから、生体毒性が高くなる」被爆という表現も用いていた。

鬱病
あるブログからの引用である。
うつ病が蔓延している。倒産、リストラや社内いじめ、生活苦、病苦、あるいは老後や将来への絶望・・・
今後もうつ病は増大の一途をたどっていく。それと比例して増えていくのが、抗うつ薬の処方である。
08年、「薬害オンブズパースン会議」は『抗うつ薬SSRIに関する要望書』を厚生労働大臣及び法務大臣他製薬会社宛に提出した。
それによればこのSSRIなる処方薬によって、衝動殺人や自殺へと追い込まれてしまうという衝撃的な事実を暴露している。自殺は、薬によってでも引き起こされていたのだ。さらに、昨今の通り魔事件や無差別殺人事件などもこの薬を処方されたために引き起こされている事例がたくさんあるのだ。であるから、たとえ鬱病傾向になり、医者にかかっても、安易に抗鬱薬「SSRI」の処方は受けないほうがよい。
むろん薬全般に頼った生き方は、廃人や生活不適格者になる恐れがある。このような知識を含め、医者ともかかわっていた方がよいだろう。」
 先日、作家で精神科医北杜夫さんの生前の姿をテレビでやっていた。躁鬱病を積極的に発表している。薬は飲んでいなかったようだ。治りたくないと書いていたことも紹介されていた。こんな生き方もあるんだと思いながら最後まで見続けた。その結果、本が読めなかった。