弱みビジネス

■弱みビジネス
 今日は出勤日であった。溜まっている仕事が片付いた。帰りのロッカー室で誰かがDVDを返さなければと急いでいた。
 忘れていたこと、いや正確に言うと忘れようよしていたことを思い出した。
 しばらく前、DVDを返却して欲しいと子供に頼まれ返却しにいった。ゲオとツタヤがあるがゲオとばかり思いゲオに返却してきた。DVD屋さんはどういう魂胆かしらないが、期日を守って返すDVDは大きな返却袋に放り投げるだけでいいようなシステムになっている。何のためらいもなく放り投げて帰ってきた。
 そして、10日ほど経って、ツタヤから督促状が届いた。ゲオに返したDVDをツタヤに返却し延滞料金6,000円であった。
 やられた。店側の人件費節約のために、法外な料金を搾取された。今までは、返却時に確認していたのである。それをやらないで間違った奴が悪いとする仕組みが出来上がっていた。子供にも伝えショックだったのか今までのところレンタルはしていない。
 人の弱みに付け込んで儲けようとする社会になってしまった。そういえば、街にでるとお金を使わせようとする誘惑が限りなくある。ラーメン店もそうである。小盛りサイズを700円ぐらいで出し、中盛りで100円加算で普通盛りサイズにしている。
 どうせ長くは続かないであろう。
 登山のバス運営もそうだ。始発時刻を遅くし、便数を少なくし日帰りができないようにしている。こうすると宿泊しなければならない。又は、タクシーの選択になる。テントなどはどこに設営してもいいのではないか。それを指定場所を決めて動きにくくしている。
 ファーストフードもびっくりする。単品で100円なのに、コーヒーと芋を付けると500円ほどになる。消費者は賢くならなければ、常に財産を狙われていると思わなければならない。