若年失業者

■「金属アレルギー診察室」(菊池 新著、東京堂出版、2012年)を読む。
「便利さと引き換えに我々が失ったものがたくさんある」
「アレルギーを起こしやすい金属、AL、Ti,Cr,Mn、Fe,Co,Ni,Cu,Zn、Pd,Ag、In,Sn,Ir,Pt,Au,Hg」
「技術の進歩に伴ってますますストレスが増大するという皮肉な現象は、あちこちに見られる。そんなストレスは、やはり免疫を狂わせることが知られています。」
「ニッケルはありとあらゆるところに存在します」
「金属粉が飛び交う環境の中で仕事をしている」
「大気や水の汚染、食品添加物、合成保存料、人口着色料、化学肥料、放射性物質、免疫偏重物質、そしてストレスも。現代生活にあふれるこれらのものは、長い時間かけて我々人類を少しずつ蝕んでいる。これらはすべて人類の英知からこぼれおちた負の遺産だ。」
「アナグロな僕はいつも手帳とボールペンを欠かさず〜」

■若年失業者
あるブログからの引用である。
OECD加盟国全体では、最初の機会に学校を辞めた人は大卒者に比べて、失業している確率が2倍高い。だが、各国政府は大卒者の数を増やすという確立された政策をただ続ければいいと結論付けるのは賢明ではない。英国と米国では、高い学費をかけてリベラルアーツの学位を取得した多くの人が、まともな仕事にありつけない。北アフリカでは、大卒者は大卒者以外の2倍の確率で失業している。
そもそも、労働をして賃金をもらうというシステム化されたサラリーマン社会は縮小し、破綻する方向にあるのであって、もはや自力で商売をし、稼ぎ、食べ物にありつくという、前近代的な時代に戻ろうとしているのである。」