シニア起業

■「親のこころ②」(木村耕一編著、1万年堂出版、2012年)を読む。
 いろいろ涙ぐむところがあった。自分の親が普通でなくなったので、心に響くものがある。

■シニア起業
日経ビジネスからの抜粋である。
「長い会社員生活の中で培ってきた経験や知識そして人脈というのは必ず起業に役立ちます。大きな利益を出したり、急成長したりするのはかなわなくても、やりがいを感じながら、生活を成り立たせる収入を得るということに高過ぎるハードルを設ける必要はないと思います。
 最初から完璧なビジネスプランなんてありません。テストマーケティングを実施し、専門家の意見を聞き、想定顧客と自分をつないでくれるキーパーソンと会う……。起業は、動いてみなければ分からないことだらけです。1人でビジネスプランを練り上げるために3年間考え続けるよりも、まず自分から動いて多くの人に会う。後者のタイプのほうが間違いなく起業の成功率は高くなります。
顧客となってくれる可能性のあるターゲットの意見をよく聞ける人ですね。そして他人の意見を基に自分の商品価値を高めていくことが大切です。
  起業の初期の段階では、なるべく多くの人に会い、多くの意見を素直に聞くことが大切なのです。自分で、独りよがりになっているかもしれないと気づくことが重要です。
 「分かりました。お引き受けしましょう」とその場で答えて、必要な知識は後から猛勉強すればいい。 
  中小企業診断士社会保険労務士行政書士といった資格は起業にあたって大きな自信につながると思います。ですが、資格というのは、その分野で仕事をするためのパスポートに過ぎず、ビジネスの成功を約束するものではありません。」