熊野古道

■「『自分年金』のつくりかた」(方波見 寧著、日本経済新聞出版社、2012年)を読む。
 自分年金には前から関心があり手に取った。しかし、嫌いな投資の話であり通し読みにした。自分の感覚が違っているのだろうか。
「“公的年金・貯金・退職金の3本柱があれば、贅沢しなければ何とかなる”という、基本法則は、もはや成り立たなくなったのです。」
「人生の3大支出とは、住宅・教育・老後であるといわれています。」

熊野古道
日経新聞からの抜粋である。
 和歌山県本宮大社、速玉大社、那智大社の「熊野三山」に向かう参詣道の熊野古道大阪市内から5度踏破した経験を持つのが藤白神社海南市)の宮司、吉田昌生(76)だ。古道を案内する観光ガイド「紀州語り部」の代表世話人も務める。熊野詣でがさかんだった平安・鎌倉時代から身分に関わらず歩いたことから「難行苦行でなければ」と徒歩での参詣を説く。
熊野古道は「こどう」でなく「ふる(=ふれる)みち」と考えている。苦しい道のりの末に、熊野の神様、仏様に出会う。木々の間を歩き、自然の霊気に触れ、身も心もよみがえる。
 紀州語り部の後輩に対して、謙虚な気持ちで歩くことを勧める。「歩いていると、やはり人間はちっぽけな存在だなあと思いますよ」。