アンコールライフ世代

■「還暦ひとり旅」(村上俊介著、郁明社、2013年)を読む。
 中編が何点かあり、タイトルの章があった。妻を亡くしてイギリスへ旅立つまではよかったが、オペラの解説に多くのページを割いており、旅行記というより日記に近いものと感じた。しかし、電車やバスでの旅行も優雅だなあと思う。今からはこうは行かないだろうと恵まれた時代を羨ましく思う。

■アンコールライフ世代
日経ビジネスからの抜粋である。
「人生を劇に例えれば、退職し、子育ても終わって1度幕が下りた。そうしてもう1度幕を開けるのがアンコールライフです。単なる「余生」ではなく、そこで新たな“演目”を演じるのです。その人生の第2幕で、拍手喝采を浴びるような人生を送りましょうという意味も込めてアンコールライフ世代と呼んでいます。
  「趣味」も同様です。ただ娯楽や余暇として楽しむだけでは物足りない、その道を究めるまで取り組みたいという意欲が強いんですね。」