半導体「大リストラ時代」

■「夫は定年妻はストレス」(清水博子著、青木書店、2003年)を読む。
 女性から見た、定年夫の内容で、寒気がしたものだ。夫の自律に限るということだ。
「何といっても煩わしいのは三度の食事」

半導体「大リストラ時代」
日経からの抜粋である。
「電子立国・日本」の立役者たちが苦難のさなかにいる。かつて日本経済の柱の一つだった電機業界に、ここ数年、やむことのない「リストラの嵐」が吹き続けているのだ。早期退職募集人員は、合計で1万人をも上回る。電子立国を支えてきた優秀な技術者たちの身に、今何が起こっているのか、どこへ行こうとしているのか。そして、終身雇用制度が終わりを迎えた時代、技術者たちはどうすればサバイバルできるのか。
 そうした技術者たちから鈴木氏が受ける相談の多くは「退職勧奨」に関するもの。「あなたの居場所はウチの会社にはない」とほのめかされ、退職を迫られた相談者が多い。
「リストラをすると優秀な人間から先に辞める。残った社員もモチベーションを失う」
 日本の電子技術者たちは、このままどこかへ消えてしまうのか。それとも、産業界の未来につながる活躍の場を見いだすことができるのか。問われているのは電機業界の“人材を輝かせる力”に他ならない。
 どうやら電子技術者たちはそれほどヤワではなさそうだ。自ら新天地に飛びだし、その能力をいかんなく発揮するエンジニアが、一人また一人と生まれている。