追い出し部屋

■「スマートエイジング入門」(国際社会経済研究所監修、NTT出版、2010年)を読む。
「長いシニアライフを楽しく、快適に過ごして行くための鍵は『健康』と『地域とのつながり』にある」
「老年学(ジェントロジー)」
「平均寿命は延びているが〜健康でいられる時間は伸びていない」
「病気や障害がないこと」「高い身体・認知機能を維持していること」「人生への積極的関与」
「自立して生産的であること」
「高齢になっても〜適切な筋力トレーニングを行うことで〜筋肉の量を維持できる」
「最後まで健康状態を維持したまま生きられる人は、男性の10%に相当する人しかいません。」
「ウォーキングの様な有酸素運動をしている人は、数年後のアルツハイマー認知症の発症率が約半分になる」
「Use it, or lose it.」(使いなさい、さもないと錆び付きますよ)
認知症にならないためにもっとも鍛えなければならない機能は、計画力なのです。」
「学ぶから教えるへ 富山インターネット市民塾」

■追い出し部屋
週間ダイヤモンダからの抜粋である。
「業績の悪化で解雇したい対象が増えてきたこともあって、こうした自己都合退社実現のための器を各社が用意することになったのだろう。表向きには、仕事がある先への人事異動であって指名解雇ではないが、心が折れて自主退社したくなるように社員を仕向ける仕組みである。
人間の心を痛めつけることを手段として用いるのだから、「嫌な感じ」のやり方であることは間違いない。大企業の悪知恵ともい言いたくなる。
しかし、社長の一声で問答無用にクビが宣告されることの多い中小企業の解雇に比べると、いくらか丁寧で優しいような気もして、一概に非難する気にもならない。
  会社側としては、「やむをえない」事情が多々ある。
指名解雇は理由なしにできない。業績は短期間に回復する見込みはない。余剰人員を抱えている余裕はない。優秀な社員には残って欲しい。訴訟などのトラブルは起こしたくない。会社の評判は(なるべく)損ないたくない。
  まず、やってはいけないのは、自分からあっさりと「一身上の都合により退職……」といった自己都合退社の辞表を書いてしまうことだ。今日まで働いてきた組織で自分が「不要だ」と言われているという現実と顔を付き合わせる状況は精神的に辛いが、生活を守るためにはひと頑張りしなければならない。
まず、「無条件で自己都合退社する意思はない」ことを会社側にはっきり告げるべきだろう。しかし同時に、その会社に残る選択肢は現実的でないことの覚悟も必要だ。目標を、転職と、そのために有利な条件の確保と、経済的により有利な退職の実現に、切り替えるべきだろう。
  会社が用意する人材紹介会社は、社員を辞めさせることが優先であり、会社側と結託しているのだから、頼ってはならないと考えるのが常識だ。転職を強引に決めさせられることがあるかもしれないし、不適切な会社を紹介される心配もある。
  実質的にクビになる人など世の中にたくさんおり、「会社都合退社が不名誉だ」などということはない。」