将来への計画

■「士業のための文章術」(小田順子編、翔泳社、2013年)を読む。
 ビジネス文書を中心に丁寧に分かりやすく解説してあった。自分も日頃何気なく使っている言葉も少し直さなければならない、と勉強になった。
 書面のみならず、メールでの注意事項などがあり、直ぐにでも役立つ実用的な本である。

■将来への計画
週間ダイヤモンドからの抜粋である。
「「将来への計画」は、大きく2種類に分かれるという。1つは、計画書に記すことができる具体的な目標や工程だ。これに対し、頭の中にある長期的で流動的なイメージや展望は、「文書化されない計画」である。計画書には記されない部分――たえず変化する展望や思いつき、直感など――こそが、将来に備えるうえで重要となる。
 文書化されない計画は、文書化された計画よりもはるかに幅広く、流動的だ。
つまり、文書化された計画に含まれるのは、あなたが考えている計画のうち次の条件を満たすものだけである――明確かつ具体的で、焦点が絞られ、熟考を経て、正式な(かつ公式の)「計画書」として公表できそうなものだ。文書化されない計画は、将来の展望とその実現方法に関するあなたの考えとチームの総意だが、そこには曖昧な直感や走り書き程度のアイデアも含まれる。文書化された正式な計画は要所要所で作成されるものだ。文書化されない計画は、生き物のような動的な可能性である。あなたが経験から学び、チームやネットワーク内で議論を重ねるにつれて、たえず変化していく。
文書化されない計画は自然にできあがるものと、決めつけてはならない。ただし、遠方に積極的に目を向け、情報を能動的に集め、さまざまな可能性について意識的にチームやネットワーク内の人々と話し合い、知り得た情報を秩序立てて反映させなくてはならない。普段からこれらの手順を踏んでいないと、自分が望む将来を明確に描き、実現することはできないのだ。」