遭遇

■遭遇
 今日は家人が休みなので、自然歩道でもと考えていた。何せ、生まれて初めてとも思える2月の無雪気候である。早春とも思える風を目一杯に受け、十分堪能したい。
 しかし、家人が頭痛でダウンで、下の子供が昨日に引き続き今日も検定試験とのことで、8時には学校へ送って行くために家を出る。試験が終わるまではマックの人になり、本を読んだり考え事をしたりである。今日は、投稿のネタが思いついたので、直ぐに手帳に書き込んだのだった。原稿用紙は常時持ち歩かなければと反省である。
 試験が終わり帰宅と思っていたら、ファボへ行けとのこと。あの無料雑誌かと思ったらファボーレのことであった。昨日と同じ行動パターンである。
 結局帰宅は11時ごろになった。家人が起きていたので、すぐに自家用車を置いて家を出た。来週の予定にしていたが、昨日に引き続きラーメン屋さんまで歩く。しかし、今日は、近い。
 小用が出来たので南富山の駅に途中寄る。その時、慣れ慣れしく話しかけて来るおっさんがいた。何と、自分が「撮り鉄」に見えたようで、同士と思ったとのこと。慌てて自分の全身をカラスに写すも、ただのおっさんであった。が、確かにリュックを担いでこんなところを歩いている人は珍しいだろう。一回目の遭遇であった。
 朝から風が強く、歩いている分は気持ちがいいが、たまに雨粒が混じったりするものだから、傘をさしたり閉じたりと忙しい。リュックの中の図書館の本は濡らすわけにはいかない。
 歩道をゆっくり風を受けながら歩く。向こうから自転車が近づいてきて、擦れ違い様に挨拶される。先ごろ自転車事故でも4,000万円以上支払いの判決が出たことなど思い出していた。二回目の遭遇であった。もうすぐ到着である。何か違和感のある風景を感じた。
 なんと、街路樹が根こそぎ倒れていた。折れた先は20mほど先に飛んでいた。

 1時間ほどで着いてしまった。5kmほどの距離か。予定通りのメニューを頼んだ。
大盛りにしようかと思ったが、ライスが無料で付くということで大盛りはやめた。

 最後はライスを入れ、リゾット風にして完食である。


 食べ終わって、帰りはどの道から帰ろうかと思いながら店の外へ出ると、南の方から同級生のYさんが5m先であった。お互いに手を振り立ち話である。Yさん曰く、「ぜんちのへやを見ているが、今年はまだ山へ登っていないんじゃない?」と楽しみにしているそうだ。現在、10名少しの人に訪問してもらっている。今年は、何か元気が出ずに自分でも理由が分からない。恐らく昨日の新聞にも出ていたように、この陽気のためだと思っている。今年は、雪山をやらないでおこうと思っていたが、少し迷いが出て来たようだ。これが3回目の遭遇であった。
 帰りは、同じ道だと面白くないので、途中からいたち川沿いに歩いた。知らない地名ばかりで何処を歩いているのか分からなくなっていたが、知っている場所まで来た時は1時間以上経過していた。今回のようなだらだら歩きでは、トレーニング効果はゼロであろう。銭湯に行って体重を計ったら5kgも増えていた。雪山へ行けない真の理由はこれだ!と断定した。トラブルシュートするには体重を落とさなければならない。