二つの平和

■二つの平和
 今日は子供達がスキーを計画して自分が送る予定であった。しかし、大雪警報が出ており、雪が激しく降っているので日程を変更させた。家人は出勤日である。
 天気予報をニュースで確認すると先週と同じ低気圧が太平洋側にある。しかし、等圧線が密集しているため、ここでも風が強く歩けないと考えていた。いつものように雑事をこなす。スーパーにコメを買いに行ったら明日の方は安くなりますと言われ戻して帰ってきた。いつもなら昼食の世話をしなければならないが、上の子供が車を運転するようになり、父親の役目は終わったようだ。ファボーレへ行くというので、小杉のラーメン屋さんに決め、途中まで乗せて行ってもらう。
 この店、はっきり言って居酒屋である。メニューは、ウドン、ラーメン、くし揚げなど多彩にあり、定食を頼んでいる人が多かった。自分の狙いは二郎系のラーメンである。全て座敷で靴を脱いで座る。「これの大もり」と言ったとたん、0.5秒ほどの沈黙があった。「この人本当に食べれるのか?」という店員さんの気配を感じたので、「野菜だけ大もり」と言い直した。
 
 この二郎系は本物である。いわゆるインスパイヤ系と言われるもの。極太の麺と甘めのスープ、タップリニンニクと粗切りキャベツと2cmはあろうかと思われるチャーシューがあり、ネギを使わない。二郎系だ!
 しかし、今日の自分には少し物足りずライスを追加注文しリゾット風にして完食した。満足である!

 さて、ここから歩いて帰ると3時間ほどかかるが、外は雪からみぞれに変わっており、雨の割合が増えてきているようだ。これでは、ズボンやリュックはびしょ濡れになる。図書館の本を濡らすわけにはいかないので、JRで帰るべく駅に向かう。
 途中で温泉の看板が目に入った。最近温泉の本を読んだばかりということと、家人も雑誌で解説している(タクト3月号)ので、温泉に向かう。源泉かけ流しかどうかがポイントである。

 体を洗うことではなく、温泉成分を吸収しようということで、入ったり上がったりと2時間以上いたようだ。時計は16時を廻っている。
 温泉から上がると雨が止んでいた。少し本でも読もうと、アルプラザに向かい、「ドーナツ氏」に行こうとしたが、撤退したようで他の店になっていた。アーケードの中にあったギョウザの店も変わっていた。久しくここへは来ていないことに気が付いた。
 そのまま、JRの駅に向かう。気だるい、疲れが出ている。これが温泉の効果なのかとうつろうつろしていたら電車が到着した。
 富山駅前でトーナツ氏に入る。変わったメニューのみ注文する。トリュフドーナツがあった。昨日のバレンタインデーは予定通りであったので、一日遅れのバレンタインのつもりではない。

 コーヒーショップには入らないことに決めている。やはり値段が効果に比べて高い!
 少し読んでいたら眠くなったので、すぐに出る。帰りは当然歩きである。家族は、小杉から歩いてくるものと考えているようで、迎えに行こうかという連絡が入ったが断った。火照った、気だるい体にはいい気温である。
 健康のために夕飯は抜いた。