健やかな睡眠

■「終りの日々」(高橋たか子著、みすず書房、2013年)を読む。
 一人の女性作家が亡くなるまでの思いを日記風に綴ったものである。しかし、読まれることを意識して書かれており、少し残念である。すごい方である。
「年をとってくると、きちんきちんと、その時点で書いておかぬと、思ったこと考えたこと思いだしたことが消えてしまう。」
「念祷。〜何も思わず、何も考えず、前方の眺めと視覚的に一致している状態〜」
「いま思っているさまざまなことは、私の死によって消えるのか?何処へ行くのか?」
「原稿―手書きの。流行に反して私は常に手書きである。」
「私の若かった頃、トップクラスの男性達が考えた、自殺という、人生にとって人間にとって大まじめな課題を、思考の領域ではなく、ケータイなどという媒体を通して、金や性のレベルで、安易に実行へ移して行く。」
「私は現代日本の汚さの元凶はコンピュータだと思っている。」
「私の人生最後の対策である。」
「私の葬式を出してくれる人」
「日記としてではなく人生最後のその日その日の思い」

■健やかな睡眠のための12の指針
ある書籍の紹介より抜粋する。
「生活に即したより一般的な「処方箋」を一挙公開!
1: 睡眠時間は人それぞれ。日中の眠気で困らなければ十分
2: 刺激物を避け、眠る前には自分なりのリラックス法を
3: 床に就くのは眠たくなってから。入眠する時刻にこだわらない
4: 同じ時刻に毎日起床
5: 光を利用。目覚めたら日光を入れ、夜の照明は控えめに
6: 規則正しい三度の食事、規則的な運動習慣
7: 昼寝をするなら、午後3時までの20〜30分。長い昼寝はかえってぼんやりの元
8: 眠りが浅い時は、睡眠時間を減らし、遅寝・早起きにしてみる
9: 激しいいびき、呼吸停止、足のぴくつきやむずむず感などは要注意
10: 十分眠っても日中の眠気が強い時は専門家に相談
11: 睡眠薬代わりの寝酒は不眠の元
12: 睡眠薬は医師の指示で正しく使えば安全」