雪解け

■雪解け

◎五月晴れ岩が顔出す峰の道   禅智
 朝は快晴であった。東の空には立山連邦の稜線がくっきりと見える。朝方は肌寒く
ファンヒーターを点けそうになった。放射冷却だったのだろう。朝の太陽光が強く山の白さはさほど映えないが、いっきに雪解けが進んでくれるだろう。
 例年、雄山から別山までの稜線は6月半ばになると雪はないが今年はどうであろうか。
久しぶりに故郷の山へ登りたくなった。

■「私の歳時記」(田中眞紀子著、海竜社、2005年)を読む。
 どこかで聞いた名前の著者だが、同姓同名だろうと思っていたら、本人であった。人は、外見で判断すべきではない。この中の格調高い文章には驚かされた。学があるというのはこういう人の事をいうのだろう。さらに、挿絵も素人はだしである。一芸に通うずる人は多芸に通ずるの典型だろうか。感動であった。
「いつまでも、あると思うな親と金、ないと思うな運と災難」