雨模様

■雨模様

◎雨上がり火照った体に天の風   禅智

 昨日も22時前に眠ってしまったようだ。本がなかなか読めない。4冊の期限が来たのでパソコンで延長手続きをする。
 朝早く起きる。朝風呂を浴びて職場への道を歩く。夜が明けるまで雨が降っていたようだ。木の葉に沢山の水滴が溜まっている。雨上がりたてである。
 空は全面雨雲であった。山は見えていたと思うが今となっては思い出せない。覚えていることは、風が天然のクーラーのように火照った体に作用し、いつまでも立っていたいような衝動が走ったことだ。

■「危機とサバイバル」(ジャック・アタリ著、作品社、2014年)を読む。
 大いに期待して読み進んでいたが、将来の予測の中にビットコインが伸びるという記述があった。先ほど破綻してしまったシステムである。この段階で、拾い読みになってしまった。
1. 他者からは何も期待せず、頼りとなるのは自分だけという態度で行動する。
2. 少なくとも20年先までの人生計画を、毎日見直し、更新しつづける必要がある。
3. 好奇心、他の文化の価値や慣行を理解する能力。
4. 一つだけに依存しない危機時の自分の能力を検証すべきである。
5. 脅威をチャンスとして新たな展開につなげなければならない。
6. 複数の帰属先を持つ能力、複数の文化に参入する能力、数か国語を操る能力、複数の規範や宗教を受け入れる能力について真剣に考えなければならない。
7. すべての規範・順応主義、押し付けられた既成の社会的定義から抜け出し、自分の生きる意義を資することである。