入道雲

入道雲

◎ムクムクと入道雲がいきり立つ   禅智  
朝、病院に行く。どうしてこんなに人が多いのかと思うほど混雑している。診断の結果は、回復して来ているということであった。今後も薬を飲んで様子を見ることになる。
診察後、入院費用の支払いなど済ませる。午後から出社である。南の空に入道雲が出ている。今年初めて見た。この積乱雲が関東地方で大粒の氷を降らせた原因なのかもしれない。
とりあえず、登山が出来るように足慣らしから始めたい。

 今日、今の職場でお世話になっていた役員が定年退職された。自分も人のことはいえないが、いつも困難な役割に立ち向かっておられ、円満に解決されているのをみて、素晴らしいと陰ながら思っていた。その分の一部の仕事がこちらに来ており日々多忙を極めている。
 思えば、自分が入社時は若くして技術部長であられ、怖い存在であった。年齢が比較的近い4人でいろいろな課題を解決していた時期もあった。そのうち、残っているのが自分一人になってしまった。
 少し前に、大きな病気をされ40日間ほど入院されており、それを機に変わったんだろうか。思えば自分も同じ道を歩んでいる。
 第二の人生を有意義に過ごしていただきたいものだと饅頭を食べながら思っている。

■「ぜいたく生活のススメ」(中山庸子著、光文社、2000年)を読む。
 軽いタッチで読みやすかった。女性の視点で会ったので、男性作家が描けばもっと違っただろうと思う。