梅雨明け

■梅雨明け

◎梅雨明けで心そわそわ落ち着かぬ  禅智  
 今朝のニュースで九州地方に梅雨明け宣言が出された。真っ先に頭に浮かんだのは宮之浦岳にいけそうか、ということであった。昨シーズンまでは、待ってましたとばかりであった。こちらでは、まだどんよりとしている。今週末も曇りや雨である。雨など関係無しに山登りは可能であるが、定年までのカウントダウンが進行中のなか、無理してまで遠い山まで行きたくはないなあと思うようになってきた。
 それよりも、足腰を鍛えたりのんびり温泉にでも行こうと考えている。今週末の予定はまだ未定である。

■「いつもこどものかたわらに」(細谷亮太著、白水社、2014年)を読む。
 聖路加国際病院の小児科のお医者さんである。俳句も読まれるので、近しく感じた。このエッセイは短くていい。涙ぐむのも多かった。
「言動が礼儀にかなっていない事が非礼、礼儀に反する振る舞いをする事が失礼、礼儀に外れて相手の尊厳を傷付けることが無礼」
「悲しみの体験は真の人生の始まりなのだ、と。そう、涙は新しい自分に生まれ変わる道しるべなのだ。」
「自分で材料を調達して、料理ができる健康をつくづく幸福だと思う。」
「〜ヘルペスウイルスという変なのがいます。〜このウイルスは人間がくたびれてくると、(この人の体は、ひょっとすると、もうあまり長く存在しないかもしれない)と不安に思って、生き残るために他の人に伝染しようと唾液の中に集まってくる。」