残暑

■残暑
◎照りつける残暑の暑さに顔歪む    禅智
 今日も暑かった。残暑が厳しいという言葉が交わされる時期になった。だが、空の雲はどことなく秋色に見えた。
 夕方一雨来てくれて、帰る時刻には涼しかった。
 昨夕、町内配付用の回覧板や広報が大量に届いた。ちらちらと眺めたが、至急回覧の文字とともに町内の除草の日が24日になったという案内が入っていた。これでは、研修のため今回も不参加である。

■「東京放浪記」(別役 実著、平凡社、2013年)を読む。
 何か、既に読んだような思いを引きづっていた。しかし、新しい内容(忘れてしまっている)があったため、気にせずに読み進んでいたが、記憶に残っている部分があり、既に読んでいた本だと確信した。図書館に既に読んだかどうかのアラ−ムをあげてくれるように要望書を出すことにした。
「私は仕事を喫茶店でしながら、都内全域を歩き回る習性がある」
「原稿用紙を抱えて喫茶店へと渡り歩いていた」
「『こまい屋』というのは、こまい竹を組み合わせて、そこに藁と土をこねたものを塗り込め、いわゆる『こまい壁』をつくる職人である。」