無題

■無題
 昨日は夕飯も食べ忘れて眠ってしまった。いつものごとく、テレビ、蛍光灯、パソコンはつけっぱなしである。週末は疲労がピークに達するようだ。トイレがしたくて5時ごろに目が覚める。あれだけぐっすり眠ったためか体調はいいようだ。
 とこかの知識人が老人に必要なことは「きょうよう」と「きょういく」であると書いていた。これは、「今日用があること」と「今日行くところがあること」が大事ということで教養や教育などではない。すこぶる気に入っており、頻繁に流用している。
 今日用の方は、町内会費の集金である。今日行くの方は図書館とラーメン屋さんである。まあ、いつもの土曜日である。
 町内会費の集金は車が止まっていると在宅と分かるので助かる。しかし、今日は全部自宅の車庫に車が一台も止まっていない。朝早く全部の家が出かけるはずはない。30分ほどして理由がわかった。自宅前の舗装工事のため夕方まで車の乗り入れが禁止されており、保育園に止めなければならないようだ。マイカーを持っていないので無関心であった。朝一巡、夕方一巡で7割ほど集金できた。「私は年払いしてます」と言って叱られたり、「今度にしてくれ」と3,000円も自宅にないのか、お金を管理している人がいないのか、集金する身にもなって欲しい。そこの家が班長になったら同じことをしてやろう。これも若者教育であろうか。
 車は空いていたが、使うつもりもなく、公共交通機関も使うつもりもなくまず図書館へ行って本を借りる。植物図鑑で買った方がいいのがあったので出版社と題名を記憶する。そろそろ読書はやめようと考えている。いろいろ勉強しなければならず本など読んでいる場合ではなくなっている。
 11時前になったので、無料広報誌に割引券が付いていたラーメン屋さんに向かう。780円が500円になる。
 南方面に歩いていると呼び止められた。国際会議場で「とやま まちなか コレクション2014」をやっているので行って欲しいということであった。有名人も何人か来るということだ。プログラムを見ると薬草の講義もあるので、方向転換して会議場に向かう。もう一つ、試食、試飲が先着1000名で行われるということも目当てではある。試食コーナーは人の群れで自然に体が避けてしまった。エスカレータは2本とも下りで薬草の話で申し込みをするためにエレベータで2階へ行く。まだ、時間が早かったので受付はしてくれなかった。30分ほど前に来て欲しいということだ。なんと有料であった。ここで諦めた。1時間の話を500円を出してまで聞く必要はないだろう。本を読めば何倍も分かる。
 ラーメン屋さんに向かうに国道沿いを歩いてはうるさいし、排気ガスで空気も悪いので国道に並行に走っている一本東の道を渡る。千石町商店街を通り南へと歩く。
 途中面白いものを見つけた。

 実りの秋である。何の実だろうか、重かったなあ。

 目当てのラーメン屋さんは、元々大黒屋といううどん屋さんであり、その後はいろはというラーメン屋さんになり、そして松任ラーメンであった場所だ。
 どの店の時代も入っている。今度のラーメン屋さんも黒部にあるが黒部の店ははいった。チェーン店でも名前の違う店なので分かりづらい。スタンプカードは押してもらえた。
 案の定行列であった。券売機で食券を買わなけれなならないが、割引券なのでいいだろうとそのまま入ると、後から現金バックがあるので食券を買って欲しいということで、再び最後列にならんだ。大盛りも特盛も無料であったが、ダイエットをしているので大盛りでとどめた。

 満足して店を出る。国際会議場へ別のトークセッションを聞きに行こうと考えていた。有名なアナウンサーと市長などがとやまの魅力を語る。しかし、図書館で見た本も買いたいと、書店を3件梯子したが見当たらず、紀伊国屋で予約したら2007年で絶版になっておりお取り寄せができませんときた。ブックオフの世界か!
 ここで雨が降ってきたので、会議場は辞めてアーケード沿いで家路につく。雨がやむまでアーケードに設置してあるいすで休息である。
 時計は持っていかなかったが、9時ごろから歩き初めて15時過ぎに自宅についたので5〜6時間ほどの歩きである。一丁前に疲れてる。そして夕方まで熟睡であった。こんなんでは、まったく駄目である。ヘタレぜんち全開の一日であった。