ナチュラリスト

ナチュラリスト
 今朝は、調子がいい。講習会の日であったので駅前まで歩く。たまにはゆっくりモーニングセットを食べながら本でも読みたい。

 講習会会場に向かうときに、総曲輪のおまけの部分と呼んでいた場所が取り壊されている。最近、大きなマンションが目立っていて、昔の景観が失われている。
 越の国文学館前のサルスベリ百日紅)に綺麗な花が咲いている。

 今日は最後の講義である。
 認定書授与式では感極まった。

 振り返れば長かったなあ。申し込みの際の論文審査に加え、ほぼ毎週の講義と実習である。やっと認定されたという思いがめいめいの受講生の顔にでている。全員の気持ちは自分も含めて「これから大変だ!」であろう。
 いつだったか忘れたが、死ぬまでにしたい10のリストを作り、パソコンに入れている。死ぬまで40年ほどと見てこの間でも到底できそうもないことを挙げた。この10項目は全て「あんた!ダラけ?」と言われるレベルでとても公開できる内容ではない。その中の一つにナチュラリストを入れていた。早くも1つ達成である。やはり運はどこにでもあり気がつかないだけなのだろうか。
 これからは、大変である。具体的には来春からの活動になるので、それまでに自分なりの解説資料を作らなければならない。(なくてもいいだろうが・・・)
 種本も購入した。これは暗記しておかなければならないだろう。

 大変さは先送りして、一時的ではあろうが「幸せ」な気分であることには違いない。
 自宅まで歩いて帰るため、松川べりを通る。トイレが新しくなっているのと、この時期ならでわの、彼岸花が咲いていた。

 やっぱりお祝いしよう。夕飯まではまだ時間がある。どこがいいか。やはり「幸せ」な気持ちを祝うのはここを於いて他はないであろう。

 風も終始吹いており、日陰を選んで歩くと気持ちが良かった。

 帰宅後、町内会費の集金である。全滅であった。

 近くに、ナラの木があり、ドングリがたくさん落ちている。歩いているそばから「パチッ!」と落下していた。

 サルスベリ彼岸花、ドングリを見るたびに今日の感動を思い出すだろう。