里の秋

■里の秋
◎晴れ渡り野山の錦里の秋    禅智
 今日は朝から秋晴れのいい天気であった。こんな日は、近くの里山にでもいって紅葉を満喫したいものだ。あともう少しで可能になる。ナナカマドの赤、イチョウやミネカエデの黄色、オオシラビソの緑と大地の茶色そして真っ青な空。そこに風が吹いてカラカラカラ、サラサラサラと木の葉を揺らす。いつまでもそうした風景に浸っていたくなるような日であった。

■「植物は感じて生きている」(瀧澤美奈子著、化学同人、2008年)を読む。
 専門的で高度な内容であった。
ギリシャ時代には自然の事象や関係について知識や考えを深めようとする『自然哲学』が誕生し、天文、気象、生物、光の性質などあらゆる自然現象に学問的興味が向けられた。」
「植物が感じているのは光の成分のうちの青い光である」
「成分を分析すると、化学肥料で育てた野菜と、有機肥料で育てた有機野菜に差はまったくありません。」
「『環境にやさしい』というのは、ごみを安く処分したい人がいう傾向が強い」