夜明け

■夜明け
◎明るさが惑わす春の予感   禅智
 朝6時半に家を出る。この時期特有の曇り空、気温も低い。出てしばらくして驚いた。車はライトを点けていたが、風景は明るい。この前までは薄暗かったのにと思いだす。日は冬至に向かって短くなっているはずで、夜明けは遅く日没は早いという幼稚な知識が頭の中に浮かぶ。 
今年の冬至は12月22日ということで、まだ冬至ではないのになぜ明るかったかを考えると、積雪のためだということが分かった。
 雨が降っていたので、傘を差す。いつのころからだったろうか、真冬でもダウンを着ることがなくなった。ウインドーブレーカーというかパーカーというか薄手の上着で済ます。厚手の上着も持っていたと思うが所在は分からない。急ぎ足で歩けばホカホカになる。今年の最大の発見はフードをかぶることを知ったことであろう。このフードのしたには紐が付いており顎で結ぶことができる。これで、耳の寒さに悩まされることがなくなった。

■「60歳からの人生の愉しみ方」(山崎武也著、三笠書房、2010年)を読む。
「功成り名遂げて身退くは天の道なり」(老子
「六十歳からの日々を『人生の後期』と定めて、集大成を図るのである。」
「年取れば文殊の知恵」
「いずれにしても組織は自分を必要としなくなったのが明らかであるから、いさぎよくやめる。」
「きれいに仕事をしている人のみが、きれいにやめることができるのだ。」
「私は独立してからは一貫して独りで仕事をしてきている。」
「絶え間なく勉強をしなくてはならない」
「そこで、思っていることを文章に綴ってみる」
「分相応というと〜〜自分の力でできることはするべきだという面もある」
「投資は一切しない」
「時代の流れの先を読む力は、子の方が優れている。」
「孝行をしたい時分に親はなし」
子供の日は、子供の人格を重んじ、子供の幸福をはかるとともに、母に感謝する日」
「没落貴族の話は〜衰え滅びていく物語として面白いだけだ。」
「老年になると、肉体的な衰えは明らかにわかるが、それ以上に目に見えないところで精神的な衰えも進行している。」
「安物を見せるのは相手に対して失礼となる。」
「おしゃれには、生きていくうえに必要な張りを醸成してくれるという効用もある。」
「今私が使っているシャープペンシルだ。執筆に欠かすことのできない道具である。」
「自分の人生や生活に対する重要度がどうであれ、しなくてはならないことは、その一つずつに次々と全力を尽くして立向い処理していく。」
「すべてに感謝する心を養っていく」