雨粒

■雨粒
◎ポツポツと雨粒泣いて夜が更ける   禅智
 朝の雨は、ぽつりぽつり傘もいらないくらいであった。すれ違う人は傘をさしているので刺したところ、音が大きい。雨粒が重くなっているのだと思う。このところ、似たような日が続いている。空は北陸特有の曇り空である。どうも週末になると疲れが出てくるのかゆっくり考えるゆとりもない。
 今週末もどこへも行かず引きこもりことになろう。年末に向けてラーメンの割引券が無料情報誌にある。ページごと切り取る。いくか行かないかは未定である。期限が決まっているので、早く使わなければという気持ちと、好きなものを食べたいという気持ちが入り混じる。
 夜にいいことがあった。自分でも信じられない現象である。これも山歩きの賜物かと最高で微笑みがとまらなかった。感性が研ぎ澄まされるとどうなるか実感した。

■「人生の『秋』の生き方」(堺屋太一編、PHP研究所、2008年)を読む。
 この本は以前に読んでいる。しかし、改めて全部読んだ。かなりの部分は忘れていたが、記憶に残っていることもあった。今読んでさらに深いことを書いていると思ったこともあった。いい本である。