小寒

■上手
◎寒空に白くて淡い雪の花   禅智
 今朝の新聞に「だらと言われて30年」という表題が載っていた。自分は10年ほどだと思っているので、上手がいるもんだなあと感心して記事を読んだ。
 人をさげすむ言動を吐く人は多くいるが、その人間の幼稚さが分かって面白い。共通しているのは、世間を良く知らない、自分のちゃちな頭の範囲で理解できる乏しい知識だけで評価を下す、いわゆるつまらない人達である。近くに居ると運が逃げる気がする。
 今朝は、少し降ったのだろうか? うっすらと新雪が積もっている。路上には溶けてなくなっていたが、木の上には残っていた。元々、春になると白い花が咲いていた木に、白い雪が積もって花が咲いたように見えた。
 寒に入った。これから寒くなるのだろうが、今でも十分寒い。今年の冬の最大の成果は、ウインドブレーカーのフードを使ったことだろう。


■「もしも俺たちが天使なら」(伊岡 瞬著、幻冬舎、2014年)を読む。
 なかなか面白かった。詐欺の話である。やっぱり体は鍛えておかなければならないと思う。
「よけいなことに一円でも金を使うことは主義に反する」
「かならず犯人をつきとめる。警察をあてにするつもりもない」
「最後にものをいうのは、やはり体力と精神力だ。」
「人間の弱点とは、すなわち愛するもの、かけがえがないと思っているもの」
「勇気を失うことは全てを失うことだ」