根雪

■根雪
◎根雪踏み風が吹いたら春近し   禅智
 根雪とは、春先の雪解け時期になっても溶けずに残っている雪を指す。
 この1月では不自然であるが、そう感じたのだからそのまま表現した。
 朝5時に起きる。今日は早朝会議があるので、毎週こうなる。天気予報の降水確率が高かったので傘を持って出たが、幸い雨は降っていなかった。その分、風が強く吹いていた。
 薄暗い歩道を足元を見ながら歩いていたら、頭の中は春を感じていた。赤城山で経験した赤城おろしと比べて、朝の強風はそよ風のごとく感じている自分がいる。
 道路に残っている残雪も春の根雪のように思えた。まだ、1月であるが群馬県のサービスエリアでフキノトウを売っていたことも思い出していた。

■「素直に生きる100の講義」(森 博嗣著、大和書房、2014年)を読む。
「ぶれないなんて嬉しくもない」
「結局、上手くなる方法は作り続けることである」
「時間がないからやれない、のではなく、やれないから時間がないと言う、ということに気づくべきだ」
「苦手としているもの、あまり引き受けたくないもの、そういったものを取り入れることで、新しい得意ができる」
「いかに戦わないかが仕事の要でないか」
「静かに目立たないように消えていくのが理想だ」
「なんでも良いから、自分で考えて作ってみる」
「考えず知識ばかりを吸収していると、知識の肥満になる」
「畑を耕し、種を蒔いておかないと、芽は出てこない」
「書きたいものを探すのではなく、読みたいものを探す」
「人に自慢できるものに価値を見出さない」
「できるだけ早く見切りを付け、全部を捨てて最初からやり直す」
「自分を責める気持ちがなければ、またいずれ同じ災難に遭うだろう」
「生きる抵抗のことを生き甲斐という」
「余裕があれば、下らないことで腹が立たないのもわかった」
「孤独こそ、人間の価値である」
「運がよければ掛けた金は一銭も返ってこない」
「少なくとも、大事なものはニ系列持っている必要があるだろう」