寒の朝

■寒の朝
◎仰ぎ見る寒の朝にも光差す   禅智
 昨日とは打って違い、久しぶりの晴天である。日差しがあって明るい。立春を彷彿させる。早月尾根がきれいに見える。
しかし、風は冷たい。フードをかぶり、ファスナーを首まで上げて早足で歩く。顔が汗ばんで来るが、息は切れていない。体はホカホカで皮膚の露出部分を少なくすれば冷たさや寒さは気にならない。こういうのがいいんだなあ。

■「随筆集 地を泳ぐ」(藤田嗣治著、平凡社、2014年)を読む。
 ある画家の昭和10年前後に書かれた随筆の復刻版のようだ。最初から戦争の話があり、途中でいやになり飛ばした。その後も、流し読みをせざるを得なかった。やはり自分にはタイムリーな情報があったほうがいいようだ。