暑い空

■暑い空
◎暑い空身体痛めて何想う    禅智
 テレビでは、真夏日になる地方もあると報じていた。これから、うだるような暑い夏がやってくる。空を見上げると、その方角には雲一つない青空が広がっている。
 歩いていると立ちくらみがした。これも心臓病から来ているのかと気になる。結局、一日中めまいを我慢しながら勤務した。
 路地を渡ろうとしたら、右から車が来る。てっきり、自分に気が付いて止まってくれるものと一歩進んだが、車は止まらず前を通り過ぎた。運転手を睨み付けたら、下を向きながら走らせていることが分かった、もう少しで接触するところであった。こういうのに限ってぶつかると「どこを見て歩いてとるんだ!」とわめくたちであろう。車は大通りにでた、左折するらしいがすぐ右から車が来ているので一旦停止が普通であろうが、そのまま左折してしまった。運転マナー以前の問題であろう。病んでいるね!
 今朝、新聞を見ると「サラ川」のベスト10が発表されていた。いつも面白い。
 大賞【皮下脂肪 資源にできれば ノーベル賞】(イソノ家)
 さて、最近ノーベル賞を取った人がいたが何だったかと思い出せない。しばらくして、青色LEDだったと思い出す。老人性健忘症も出ている。いっそのこと、病気のことも忘れさせて欲しいものだ。物忘れは、人類に与えられた特権であると何かで読んだ記憶がある。
 ノーベル賞も本人以外は、滝のしぶきのようなものだと思う。

■「山あり愛あり」(佐川光晴著、双葉社、2013年)を読む。
 一度、読んでるなという直感があった。やはり読んでいた。二度読んでも面白い。特に、主人公の境遇が今の自分と似たところがあるので、思わずのめり込む。しかし、途中から筋を覚えている箇所がたくさん出てきたので拾い読みになった。