青田

■青田
◎風吹いて青田が揺れる右左    禅智
 今日は早朝会議の日で6時半には自宅を出る。曇りで涼しい。東側を歩く。鳥の声が聞こえない。いままでも、識別能力を高めることと撮影技術の向上を目指して、すずめやカラス、ハトも撮っている。今日は、枝先のスズメを撮る。
 休耕田には、ハクセキレイがいたが、すばしっこく上手く取れない。期待の赤江川も空振りであった。向こうの田んぼに白い物がまっすぐ立っている。アオサギである。近くまで寄ると飛び立った。飛んだところも撮影したが、ダメであった。しかし、畝に止まってくれたので全体を撮影することができた。

 今日はこれくらいかと思っていると、さっきのセキレイの背が白く、こっちは黒いのでセグロセキレイかと思って図鑑を確認したら、さっきのはハクセキレイのメスでこっちはハクセキレイのオスのようだ。近づいても逃げない。それどころか目と目が合ってしまった。「何か用か?」と言われているようだ。

 昨日は、腹が黄色いスズメ大の鳥を撮り逃がしたが、今日は出会えた。カワラヒワのようである。「やったぁ!」という気持ちになった。

 遠くのアンテナの上からカッコウの声が聞こえる。しかし、遠すぎたので撮影不可であった。カッコウは撮りたい!恰好いいだろうなあ。
 知人のTさんに、調子はどうかと聞かれたので、今日も朝から胸がウイ!と答えたところ「はい」という返事が返ってきた。返事の意味を聞いたら、「フランス語」という。久しぶりに笑わせてもらった。
 昨年の土日の予定表は仮も含めて埋まっていたが、今年は空白だらけである。今朝は、早月尾根が見えたが、白けた感じがした。どうせもう登れないんだ!
 しかし、手術をして成功すれば登れる。手術の成功率は100%ではない。有名人も同名の病気で手術して亡くなっている。やっぱり嫌だなあ。薬では治すことができず、悪化を遅らせるしかない。医者曰く、近いうちに手術になりますよ。悪化させて手術をして山登りを再開するか、このまま安静にするか、QOLの問題もある。自分の思いは、あっちフラフラ、こっちフラフラと青田のように揺れている。
 帰宅すると、富山県山岳連盟から白山登山の案内が届いていた。ルートは平瀬道から登り一泊後砂防新道で下るという豪華版である。しかしなぜ、3万円近くかかるのか、分からず。体調が良くても参加しないだろう。