巣箱

■巣箱
 リタイヤ2日目である。まだ、戸惑いが多い。現役時代は5時に起きて早朝会議に参加していたのだと思うと、だいぶ昔のことのように思える。
 天気予報は、午後から雨ということであったので、朝からYUJIさんに製作していただいた巣箱を設置することにした。
 いろいろ調べていると、鳥が巣箱の前で確認する場所がいるようだ、これを止まり木というらしい。
 ということで、それを意識して設置した。


 玄関前の紅葉の木はいわゆる看板代わりである。何かの時に、「巣箱のある家」ということで認知されることも期待している。裏の木には止まり木が準備できなかったので自然の枝を折り曲げて穴の前に持っていった。
 これで、毎日の楽しみが増えた。狙いは、シジュウカラである。
 設置後、図書館へ行く。途中、延命水を2L汲んでくる。毎朝、必ず水を汲むという習慣があれば、とりあえず引きこもりにはならないであろう。
 平日の図書館は天国のようだ。学習室でじっくり課題に取り組み。しかし、慣れないせいかすぐに眠気が襲ってくる。やはり、十分に眠ってこなければならない。
 時計はしなくなった。心向くままにブラブラである。城址公園へ行くとカモが群れている。目視でカルガモ以外を物色した。ホシハジロが数羽いたが、その他は撮影後確認する。
 これは、マガモである。きれいな羽をしている。

 こっちは、あまり自信がないが、ハシビロガモではなかろうかと思っている。

 ヒヨドリが、ホバリングしている光景を見た。この鳥は、上へ下へと羽ばたきもせずに飛んでいる印象があったが、珍しく思えた。撮影は叶わなかった。よく見ると、くちばしの前に、昆虫がいるのである。その虫を採ろうとしていたのだ。
 今日も、自分の財布からの支出はゼロ円であった。