■吉峰山
朝方は小雨が降っており、道路は濡れていたが、午後からは晴れるという予想の元、カケスを求めて吉峰山へ向かう。一度、出会っているが逆光で写真がさえていない。
このところ、頂上へのピストンばかりなので、今日は尾根沿いを一周しようと駐車する。
登り始めてすぐの斜面にフキノトウがたくさん出ている。登山道を外れて行ったが既にいいものは採られており、かろうじて3つだけしか採れなかった。
さっそく、エナガの出迎えがあった。2羽である。写真を撮ったが、どれも満足いくような写真ではなかった。この鳥は、本当に難しい。平野部では雨であったが、山間部では雪であったようだ。
こういう日に傘は必須である。枝に溜まった雪が溶けだして雨のように降り注ぐ。
頂上まで5分の距離でカケスと思われる声がする。20m以内で近い。ここで、すり足で木の間を慎重に見ていたら、斜面から白と黒の鳥が飛び出して向かいの杉の木に止まり、姿を消してしまった。たぶんカケスだろう。カラス科なので声がカラスに近い。
こうなったら登山どころではない。何分待っただろうか。根負けして先へ向かった。しばらくして、あざ笑うかのようにカケスの鳴き声がした。
野鳥観察ゾーン近くには何もいない。キンキマメザクラを今年初めて見た。
出会った野鳥は、この他にヤマガラ、コゲラ、カワラヒワ、ホオジロが多かった。ホオジロは至る所で鳴いており、木のてっぺんが多かったね。
今日は長靴でよかった。登山道は水たまりとヌカルミが多く。堆積した落葉でよく滑った。
ホオジロを撮っているときに、少し変わった鳥がいたが、木の中でダメ元で撮ったら、ミヤマホオジロであった。(図鑑登録)
山はマルバマンサクが至る所で黄色い花を咲かせていた。
ウグイスの声はまだ聞こえなかった。
150分の歩きであった。