就職支援セミナー

■就職支援セミナー
 退職にあたっては、綿密に計画して取り組んだ。おかげで超円満退職になり自己満足に浸っている。
 自己都合退職にして給付制限の3か月で病気や悪いところを一掃するつもりであった。この歳になると、これが終わったらすぐこれという訳にはいかない。ある程度猶予期間が必要であった。
 ハローワークで手続きをすると、自分の場合は書類さえ整えば自己都合にならないケースと言われた。この場合は、2倍の給付を受けることができる。なにせ、在職中2か所の病院通いをしていたのが効いた。
 しかし、私は断った。その訳は、この歳での就職活動というのは、その都度、人格否定の精神的拷問に近いものになるということを感じていたからである。そういうことを10ケ月間もやると、どうでも良くなり、妥協してしまう。それが怖い。QOL(クオリティ・オブ・ライフ:生活の質)向上のためには、お金では対応できない領分がある。端金のために今後の人生が充実しなくなってはどうにもならない。
 しかし、誤算があった。給付制限の3か月は就職活動をしなくてもいいと思っていたが、最近は3か月で3回以上の正規の手続きを踏んだ就職活動をしていないと、失業保険の給付が受けられないということであった。
 今回の就職支援セミナーはその一つである。
 2時間の講義の中で、自己分析をさせるところがあった。20問設問があり、AからEまでの5段階で自分を評価するのである。Aが一番いい。
 自分でE(最悪)を付けた項目を列挙すると;

設問2 自分の服装のセンスは?
     前の職場で普段着で大和(フェリオ)へいったら同僚に会った。後日、自分の服装があまり良くないと言われたことを思い出した。

設問12 異性が自分に対して持つイメージは?
      日々、身近な異性から、あっち行けとか部屋に来るなとか言われているので、これは考える余地はなかった。

設問16 自分の体のイメージについて
      瓶底メガネにたるんだ皮膚。ウエストはなく、立ってつま先が見えない体型を自覚しており、即答であった。
      退職記念にウエストバッグをプレゼントしていただいたが、これはハラストバックだと大笑いしたことを思い出した。

  結果は、7段階中下から2番目であり、ゆっくりと自分を見つめ直す時間が必要となっていた。これは、自分が考えていたのと同じである。

 怒りを覚える場面もあった。求人倍率である。これは、求人数を求職者数で割ってだしており、自分は分母の方で悪くする方にいる。しかし、失業保険が切れたらもはや役所では把握できなくなるので、就職していなくても求職者にはならない。その結果、求人倍率が改善されることを知っており、ほんとうに必要な政策ななんなんだ!と怒り心頭である。

■「東京花散歩」(岸本葉子著、亜紀書房、2011年)を読む。
 こういう本を読んで見ると、まとめて東京へ行ってみたくなってくる。効率的に計画を立ててみたい。
「鷽(ウソ)〜その一年の不幸をうそにして、幸せにとり替えられるという言い伝え」
ノダフジのつるが上から見て右巻きなのに対して、ヤマフジは反対の左巻き
「弁天様は水の神様です〜」
「紫陽花は日本固有の植物」